コラム | ・豊年祭 〜 二丁鎌 |
− 豊年祭 〜 二丁鎌 −
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島津家初代・忠久公が諏訪大明神への信仰が篤ったことに由来し、鹿児島県には諏訪神社が多く、祭神名の建御名方命(たけみなかたのかみ)からとって『南方神社(みなみかたじんじゃ)』とも呼ばれていますが、わが地区(鹿児島県薩摩郡さつま町船木区)にも南方神社があって、毎年10月15日に豊年を祝う祭礼が行われ、翌年4月に小学校に入学する地区の男子を招待し、成長を願って『二丁鎌』を贈呈する慣わしが今も続いています。 鎌は収穫を象徴する用具であり、男鎌と女鎌の二丁あれば、食いっぱぐれがないことを意味しています。そして、信濃・諏訪大社の神器は『鎌』であり、健御名方神そのものを示しているといわれます。
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