レポート  ・高齢者の運転免許更新制度   
 
高齢者の運転免許更新制度
75歳以上の高齢者で運転免許を持っている人の運転免許更新制度が今年(令和4年)5月から変更になりました。75歳以上の人が運転免許を更新する際には、まず「認知機能検査」(検査手数料 1,050円)を受けます。
 
その検査で「認知症のおそれがない」と判断された人は、次に「高齢者講習」を受けます。高齢者講習(講習時間2時間、講習手数料 6,450円)では、講義と運転適性検査と実車指導を受けます。そして、免許更新となります。
 
認知機能検査で「認知症のおそれがある」と判断された人は、公安委員会が指定する医師の診断または主治医等の診断を受けます。それによって、「認知症でない」と確認されたら上述の高齢者講習を受けます。医師によって「認知症だ」と診断された人は「運転免許取消し」となります。
 
以上が今までの運転免許更新の制度でしたが、過去3年間に一定の違反行為(信号無視など11類型の違反が定められている)のある75歳以上の高齢者は「運転技能検査」を受けることが義務付けられるようになりました。
 
運転技能検査の内容は、指示速度走行、一時停止、右折左折、信号通過、段差乗り上げで、 3,550円の検査手数料がかります。不合格になった場合には何回でも再受検が可能(受検の都度、検査手数料が必要)ですが、更新期間終了までに合格できないと「運転免許の更新が行えない」ことになります。
 
この運転技能検査に合格して初めて、上述の「認知機能検査」を受けることができます。75歳以上の高齢者はまず交通違反をしないということです。下記の PDFファイルで、警視庁・都道府県警察のチラシを見ることができるので、ご覧下さい。
 
 ・運転を続けるシニアの皆様へ
   → https://washimo-web.jp/Report/koureisya_menkyokoushin.pdf
   

  2022.08.03
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