レポート  ・輝け!お寺の掲示板大賞2022   
 
輝け!お寺の掲示板大賞2022
お寺には大抵どこのお寺にも掲示板があって、釈迦さまの逸話とか、仏典から引かれた言葉とか、人生の導きになるような、あるいは心惹かれる有名人の言葉とか、さまざまな言葉や標語などが書かれています。

2018年から始まった、公益財団法人・仏教伝道協会が主催する「輝け!お寺の掲示板大賞」は、お寺の掲示板に書かれたそんな言葉や標語などを写真に撮ってSNSに投稿してもらうコンテストです。

投稿された中から、その意味のありがたさやユニークさ、インパクトの大きさなどが評価されて仏教伝道協会大賞ほか寺社Now賞 など15の賞が決められて発表されます。2022年は、4093点の作品が投稿され、つぎの作品が大賞に選ばれました。

 「武器を捨て数珠を持とう」(仏教伝道協会大賞、京都・龍岸寺)

この作品は、京都市にある龍岸寺という浄土宗のお寺の住職の10歳になる長男さんの作品だそうです。ロシアのウクライナ侵攻などを踏まえ、反戦の思いを表現した作品で、「武器を捨てて、数珠を持ち、拝む心(敬い感謝する心)を大切にしてほしい」という思いを、次代を担う子供が表現したことが高い評価を得ました。そのほかに、心にとまった作品として、

 「歯車1つ外れれば止まってしまう時計 私1人休んでも止まらない社会
 だから私の役目は歯車じゃないんだな」(中外日報賞、広島・超覚寺)

 「おばあちゃんは(おじいちゃんは)、なにになりたいの?
 (小学1年生からの問い)」(自社NOW賞、三重・西恩寺)

 「今日だけですよ」(ここより賞、宮城・長稱寺)

 「疲れたら休めばいいのよ」(笑い飯哲夫賞、鹿児島・顕證寺)

「歯車1つ」は、視点を変えれば違った解釈や考え方が見えてくることの例を示唆しています。「なににないたいの?」は、子供たちは「おばあちゃんやおじいちゃんには先がない」なんて、毛頭考えていないということ。

「今日だけですよ」は、シンブルな一言。寛容の心を持ちながら、じわっと諭す心。「疲れたら」は、「休めばいい」で「やめればいい」ではありません。継続のためには休むことが肝心なことだってあるということ。
   

  2022.12.28
あなたは累計
人目の訪問者です。
 − Copyright(C) WaShimo All Rights Reserved. −