レポート  ・入来文書(いりきもんじょ)講演会   
 
入来文書(いりきもんじょ)講演会
重要伝統的建造物群保存地区のある薩摩川内市入来町は、朝河貫一博士の『入来文書』で知られた町です。日本人として初めてアメリカを代表する名門大学イェール大学の正教授となった世界的歴史学者・朝河 貫一(あさかわ かんいち、1873年〜1948年)博士は、福島県二本松藩士の長男として生まれ、福島尋常中学校、東京専門学校(今の早稲田大学)をともに首席で卒業。

1896年ダートマス大学に留学し、 1899年、イェール大学大学院歴史学科に進学。日本に留学していた1919年、入来で 500年以上保存されていた入来院諸家の古文書を発見。それを基に研究して1929年に、論文『The Documents of Iriki』を発行。これを『入来文書(いりきもんじょ)』といいます。

入来文書は、入来院諸家の古文書を史料に選び出し、ヨーロッパと日本の封建制度の違いを述べつつ、西洋の研究者が容易に利用できるように翻訳し、説明を加え、制度的話題のいくつかを要約して述べたものです。

著者が事務局長を仰せつかっている『入来花水木会』(入来院久子会長、会員28名)では、『入来文書』の翻訳者である横浜市立大学名誉教授・矢吹 晋先生を講師にお招きして、2023年11月19日(日)、薩摩川内市入来文化ホールにおいて、『入来文書講演会』を開催しました。

 ・『入来文書講演会』のチラシ
    → https://washimo-web.jp/Report/IrikimonjyoChirashi.jpg

下記のページに講演要旨をまとめてあります。

 ・『入来文書講演会』実施報告
    → https://www.iriki-hanamizukikai.jp/report/report20231119.htm

  2024.01.02
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