レポート  ・エコパッケージ花火   
 
エコパッケージ花火
SDGs(エス・ディー・ジーズ、持続可能な開発目標)という言葉を、いろいろな機会に日常的に聞くようになりました。「誰一人取り残さない持続可能でよりよい社会の実現を目指す世界共通の目標」として、17のゴールと 169のターゲットが設定されていて、2030年を達成年限としています。

Yahoo! Japanニュースは、今日(8月16日(水)7:00)花火の製造・販売を手がける「若松屋」(愛知県・西尾市)さんの『エコパッケージ花火』の話題(withnews編集部編)を配信しました。

家庭用の花火セットといえば、小分けのプラスチック袋に入った花火が台紙にテープで貼りつけられ、それをさらに大きなプラスチックの袋に入れて売られているのが常識でした。

ところがこの夏、直接紙袋に入ったシンプルなデザインの花火セットがSNSでも注目されているというのです。

エコパッケージ花火を考案した若松屋の営業部長の竹内直紀さんは、「花火は遊んだら 100%ゴミが出るのが当たり前で、SDGsとは遠いもの」と考えていましたが、あるSDGsの専門家の講演を聞いて考えが変わりました。

SDGsの12番目のゴールに「つくる責任、つかう責任」があり、その4番目のターゲットに「2030年までに、ごみが出ることを防いだり、減らしたり、リサイクル・リユースをして、ごみの発生する量を大きく減らす」というのがあります。

竹内さんは、この開発目標の観点に着目し、「SDGs」ということだけを突き詰めた全く新しい商品を考えてみることにしました。その結果誕生したのが『エコパッケージ花火』です。

ベージュを基調とした落ち着いたデザインの紙製の袋を採用しました。デザインもシンプルで、商品名と商品写真、「エコ」なポイントが英語で記載されています。袋を開けると、従来は小分けされていた花火が、そのまま入っています。花火の種類は、従来品と変わりませんが、内容量は従来品から20%増量しているそうです。
 
若松屋の「エコパッケージ花火」(出典:若松屋公式ホームページ)

花火シーズンが始まる前に小売店から「こんな花火っぽくないパッケージでは売れない」と言われたこともあったそうです。しかし、フタを開けてみると、エコパッケージ花火は若松屋さんの計画数を大きく上回る売れ行きでした。在庫はほぼなくなっているそうです。

『SDGsの取り組みのために』という名目で扱ってくれた小売店さんは、売り上げを期待していなかったのに、よく売れたのです。お客さんは、商品を見て、ポップを読んで、SDGsを掲げた商品であることにちゃんと気づいて買ってくれたということです。

若松屋さんのエコパッケージ花火の商品展開は現在4種類ですが、来年は生産数を増やしたりリニューアルしたりして、新たな展開も考えていく予定だそうです。

  2023.08.16
あなたは累計
人目の訪問者です。
 − Copyright(C) WaShimo All Rights Reserved. −