コラム | ・チキン南蛮 |
− チキン南蛮 −
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きょう2023年7月12日(水)文献の調べものがあって、宮崎県立図書館に行ってきました。鹿児島県さつま町の自宅から九州自動車道、宮崎自動車道を使って片道2時間余りの道のりです。 宮崎県といえば、有名なご当地料理の一つにチキン南蛮があります。宮崎県延岡市が発祥の地。昭和30年代に延岡市内の洋食店で、賄い料理としてつくられたのが始まりとされています。 当時は「鶏から揚げ甘酢漬け」と呼ばれる料理だったそうですが、その後、タルタルソースをかけたり、サラダなどを添えたりして現在のスタイルになり人気を博すようになりました。いまは宮崎県内に留まらず、全国的な定番メニューになっています。 鶏肉に小麦粉をまぶした後、溶き卵を衣にして揚げ、それを甘酢ダレに漬け込んで味付けし、皿に盛り付けて提供されます。もともとは、むね肉を使用するのが一般的でしたが、現在は脂肪分が多く食べ応えのあるもも肉も使われるようになりました。 「南蛮」とは、戦国時代に来日したポルトガル人やスペイン人や彼らの文化を表す言葉で、彼らのもたらした食文化の一つに「南蛮漬け」がありました。魚や肉を唐揚げにしたあと、赤唐辛子や長ねぎなどの香味野菜と一緒に甘酢に漬けた料理です。 この「南蛮漬け」と同様に、甘酢ダレに漬け込んで味付けするので「チキン南蛮」とよばれるようになりました。 タルタルソース(英語: tartar sauce)は、マヨネーズに、タマネギ、キュウリのピクルス、ケッパー、パセリ、チャイブなどをみじん切りにして混ぜ込んだ白いソースで、tartarは、古いフランス語でTartareと綴るタタール族の名に由来するそうです。 チキン南蛮には、このタルタルソースをかけて食べる一般的な「チキン南蛮」と、甘酢ダレだけで味わうシンプルな「チキン南蛮」の2系統があるそうです。 きょうイオンモール宮崎のレストランで頂いたのは、この店人気No1のメニューだという「和風チキン南蛮定食」(税込み 1,210円)。「鶏もも肉の柔らかくジューシーなチキン南蛮。別添のタルタルソースでお召し上がりください」とありました。 |
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