レポート | ・朝食 〜 バナナとヨーグルトの効能 |
− 朝食 〜 バナナとヨーグルトの効能 −
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連れ合いと二人暮らしになった今、朝食はもっぱら『バン』と『バナナ半分』と『アロエヨーグルト1個』にしています。最近、Doleのバナナの包装に『バナナにはレジスタントスターチが含まれています。』とあるのに気づきました。 一方、Dairy のアロエヨーグルトには、『プロバイオティクス、BB-12 』『生きて腸まで届くビフィズス菌』とあります。そこで、これらの2つの物質にはどんな効能があるのか調べてみました。 §1 レジスタントスターチ(バナナ) デンプンの摂り過ぎは、そのほかの糖類と同じように、中性脂肪となって蓄積され、肥満や脂肪肝につながるといわれています。そして、穀類やいも類に含まれデンプンはすべてが消化酵素で分解され、小腸から吸収されると考えられていました。 ところが、デンプンの中には消化・吸収されずに、大腸まで届くものがあることが明らかになりました。こうした難消化性デンプンのことを『レジスタントスターチ』といいます。 レジスタントスターチには、不溶性食物繊維のように便のかさを増やしてお通じをよくしたり、水溶性食物繊維のように腸内細菌のエサになって有用菌の増殖を促したりする機能があるそうです。 また、レジスタントスターチを含む食品は食後の血糖値の上昇を穏やかにし、満腹感を持続させる作用があること、レジスタントスターチを摂取することで血液中の総コレステロールや悪玉コレステロールが低下することが明らかにされているそうです。 §2 プロバイオティクス、ビフィズス菌・BB-12(ヨーグルト) 私たちの腸内には、なんと約1,000種、100兆個の細菌が生息しているといわれます。その多種多様な細菌の密集している様子が『お花畑 (flora)』のようにみえることから『腸内フローラ』と呼ばれています。 プロバイオティクス(Probiotics)とは、『適正な量を摂取すると、腸内フローラのバランスが改善されることによって、人に有益な作用をもたらす生きた微生物』のことをいいます。1989年に、英国の微生物学者・Fullerによって定義されました。 プロバイオティクスには、ヨーグルト・乳酸菌飲料・チーズ、納豆、ぬか漬け、味噌、甘酒、キムチなどに多く含まれる乳酸菌やビフィズス菌、納豆菌、こうじ菌などがあります。 一般的なビフィズス菌は酸に弱いのですが、『ビフィズス菌 BB-12』は、一般的なビフィズス菌よりも酸に耐える能力が高く、胃酸などに負けずに生きて腸まで届くことが知られているそうです。 |
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