毎年2月下旬から3月上旬になると、南九州に広く分布する、その年の五穀豊穣を祈願する農耕の春祭り、いわゆる予祝の田遊び神事があちこちの神社で行われます。人間が扮した牛が境内を田んぼにみたててユーモラスに耕すという共通点があります。
先日(2017年3月4日(土))は鹿児島県出水市の『加紫久利神社』(かしくりじんじゃ)の『牛耕の儀』(ぎゅうこうのぎ)という祭りを見に行きました。加紫久利神社は、長い参道にたくさんの屋台が並んで賑わっていました。最近の屋台は、日本のスイーツなどの豊富さ、ものづくりの多様さのご多分に漏れずいろいろな食べ物があります。つい食べたくなります。
大分県中津名物の『中津からあげ』や宮崎県名物『もちもち肉巻き棒』があれば、
『ふりふりポテト』という屋台も。『オムそば』は焼きそばを卵でオムライス状に包んだもの。大阪の『さとみ』というお好み焼き屋さんが発祥だそうですが、その店ではそう呼ばずに『そばロール』と呼んでいるそうです。
『はしまき』はお好み焼きを薄くしてくるくると箸で巻いて歩きながらでも食べやすくしたもの。最近の屋台はつくりもしっかりしていてカラフルで綺麗で衛生的。食べ物を扱う人の所作も衛生的。屋台も海外の人の目に留まる対象物の一つに違いないでしょう。
|
中津からあげ |
|
オムそば |
|
オムそば |
|
|
|
はしまき |
|
かき氷の種類もたくさん! |
|
もちもち肉巻き棒は宮崎県名物 |
写真はいずれも鹿児島県出水市の加紫久利神社(かしくりじんじゃ)の参道で撮影
(撮影日:2017.03.05) |
|