趣味・あれこれ | ・山神祭り 〜 しめ縄づくり |
− 山神祭り 〜 しめ縄づくり −
|
||||||||||
わらすぐり − 藁打ち仕事(1) 「母さんの歌」という歌をご存知でしょうか? 東京の下町生まれで戦時中に信州に疎開していた作詞・作曲の窪田聡が、そのころの思い出を1956年(昭和31年)に作品として世に出した歌です。その歌詞の2番に『藁打ち仕事』が出てきます。 ♪ かあさんは 麻糸つむぐ 一日つむぐ 〜 おとうは土間で 藁打ち仕事 〜 お前もがんばれよ 〜 ♪ いまは、農家でも藁打ち仕事をすることはなくなりましたが、今日は、午前中、その藁打ち仕事でした。というのは、12月12日、集落の山神(やまんかん)祭りがあって、『しめ縄』を練ないといけないので、藁の用意でした。 まず『わらすぐり』です。漢字で書くと『藁選り』と書きます。藁を加工用に利用するため、原料藁の『はかま』と呼ばれ下葉の部分を取り除いて、ワラの茎の部分だけを選別する作業です。昔の道具(7〜8本の竹串を立てて歯にした農機具)が残っていないので、代わりにレーキ(熊手)の壊れたのを利用しました。写真は連れ合いが撮影。何度もNG、演技者じゃなく、カメラマンが・・・。(2012年12月9日(日))
わらうっごろ − 藁打ち仕事(2) イネは竹と同じ単子葉植物で茎には平行脈や節があり、その部分が固いです。藁打ちは、藁を打ってつぶして柔らかくするのが目的です。昔使っていた藁打ち用の木槌(鹿児島の方言で『わらうっごろ 』といいます)が家に残っていたので、それを使いました。たかが木槌ですか、これなくしては、うまく藁打ちもできません。かたい樫の木でできていて適当な重さがあります。しまった。軍手が破けてました(苦笑)。
謝し、来年の安泰をお願いする一日でした。藁打ちをしておいた藁で、しめ縄(注連縄)が練り上がります。しめ縄は『左巻き』です(2012年12月12日(水))
しめ縄つぐり きょう12日12日は、山神(やまんかん)祭り、山神に五穀豊穣と一年間の無事を感謝し、来年の安泰をお願いする一日でした。藁打ちをしておいた藁で、しめ縄(注連縄)が練り上がります。しめ縄は『左巻き』です。
しめ縄ができて、祭りです 山神の神社は、氏子20数戸の小さな祠。清掃をし、しめ縄をしめ直し、赤飯とシトギを上げて祝いました。そして、全員で玉ぐし奉納をしました。北薩摩地方は明け方の最低温度が氷点下、最高気温も8℃の予報でしたが、昼から晴れてきて、縁側はぽかぽかの陽気に恵まれました。
|
|