趣味・あれこれ | ・しめ縄飾り(2018年12月) |
− しめ縄飾り(2018年12月) −
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著者の自治会(鹿児島県薩摩郡さつま町船木区)では、毎年12月の第三土曜日に、高齢者と小中学校の児童・生徒とのふれあい事業の一環として、『しめ縄(注連縄)づくり』を行っています。 今年も12月22日に、高齢者クラブ会員の指導の下、小中学校の児童・生徒と保護者、自治会役員で自分の家や公民館に飾るしめ縄をつくりました。本メルマガの著者も参加して自宅の玄関に飾るしめ縄をつくり、きょう(12月26日)飾りつけを済ませました。 さて、正月を迎えるに当たってしめ縄を飾るのにはどんな意味があるのでしょうか? そもそも正月は、年神様という新年の神様をお迎えするための行事です。年神様は家々にやってきて、生きる力や幸せを授けてくれると考えられています。 しめ縄は、そこが神様をまつるのにふさわしい神聖な場所であることを示すとともに、神様の領域と現世を隔てる結界となり、その中に不浄なものが入らないようにする役目を果たしています。 そこで、お正月が近づくとしめ縄飾りを施し、年神様を迎える準備をします。昔、朝廷や幕府では12月13日を正月を迎えるための準備を開始する神聖な日と決め、この日に家屋や調度品の塵埃を掃き清める『すす払い(煤払)』を行っていました。 しめ縄は、すす払いを行い、家が年神様をお迎えするのにふさわしい清浄な場になってから飾るものですから、12月13日以降に飾ることになりますが、現在はクリスマスが過ぎた25日以降に飾り始める家が多いようです。 但し、29日は『二重苦』『苦』に通じて縁起が悪く、また31日は一夜飾りになるので避ける風習があり、28日までに飾るのが目安とされているようです。こうして、正月に年神様をお迎えし、松の内を過ぎたら外しますが、一般的には7日(6日とする場合もあります)、地域によっては15日(14日とする場合もあります)に外します。
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