3月30日(土)、鹿児島の方はぽかぽか陽気でした。畑に出て、管理機で土を耕したり、草刈機で土手の草を刈ったりでしたが、少し動くだけで汗ばんできました。
オキナグサ(翁草)は、花が散ると、果実の白く長い綿毛が老人の頭髪にように垂れるので、そう命名されましたが、花びらは、貴婦人の着るビロードのような雰囲気があります。自生のものは年々減少してきていて、絶滅危惧II類に指定されています。我が家の庭には数株が花を咲かせています。
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オキナグサ(翁草) |
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オキナグサ(翁草) |
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シャガ(著莪、胡蝶花)は、アヤメ科アヤメ属の多年草で、4〜5月頃、白っぽい紫のアヤメに似た綺麗な花を咲かせるものの、人家近くの森林周辺の木陰などの、あまり目立たないやや湿ったところに植わっているのを、幼い頃から見ていて知っているので、ほとんどの人が『草だよね!』ぐらいの認識しかありません。
学名を ”Iris japonica(「日本」のという意味)”といいますから、日本固有種と思われますが、中国原産で、かなり古くに日本に入ってきた帰化植物だそうです。日本に存在する全てのシャガは同一の遺伝子を持ち、またその分布の広がりは人為的に行われたと考えられ、スギ植林の林下に見られる場所などは、かつては人間が住んでいた場所である可能性が高いなどといわれます(ウィキペディアより)から、昔は鑑賞用として愛でられていた園芸植物だったに違いありません。
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シャガ(著莪)の花 |
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アケビの花 |
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電柱と高さを競わんばかりに這いあがっている庭のアケビ(木通、通草)が、例年よりやや早く花を咲かせました。3枚の花被がパッと割れたような可愛い花です。写真をよく見ると、紫色の濃い花と、色の薄い花の2種類があるのが分かります。アケビの木は雌雄同株ですが、雌と雄で異なった花を咲かせます。紫色の濃い花が雌花(めばな)で、薄いのが雄花(おばな)です。秋になるとたくさんの実をつけます。(写真は、いずれも3月30日、鹿児島県さつま町の自宅で撮影)
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