旅行記  ・恐竜を訪ねて − 北九州市いのちのたび博物館   

 2002年11月、北九州市八幡東田地区に「北九州市立 自然史・歴史博物館」(愛称:いのちのたび博物館)が開館しました。幕張メッセで開催された「世界最大の恐竜博」(2002年(平成14年)7月19日〜9月22日)にも展示されたセイスモサウルスやティラノサウルスといった大型恐竜の全身骨格をはじめ、地球の形成から、地球上に多様な生命が満ち溢れるまでをタイムスケールに沿って展示する「アースモール」と、約1億2,000万年前の北九州地域の環境を恐竜ロボットや小動物模型などを駆使して360度体感型のジオラマとして再現した「エンバイラマ館」を訪問しました。 「アースモール」と「エンバイラマ館」の2つのページに分けてアップロードしました。下のメニューバーで切り替えてご覧下さい。                 (旅した日 2003年7月)


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エンバイラマ館の動く恐竜たち
 エンバイラマ館は、360度のジオラマで1億2,000万年前の北九州の環境を再現し、マメンチサウルスやワキノサトウリュウなどのリアルに動く恐竜ロボット、CG、立体音響、照明、光ファイバーなど多彩な演出で、観客を白亜紀の世界に引き込むみます。可能な限り、中生代の環境の中で、実際に体感しながら展示が見られるようになっています。


『マメンチサウスル(写真上・左および右)』中国で見つかっている、やや原始的な竜脚(りゅうきゃく)類。スプーン型の細い歯が生えた小さめの頭を持ち、体のおよそ半分もある長い首を持っていました。長い首は、一か所から広い範囲の植物を食べるのに役立ちます。/『ワキノサトウリュウ(写真中左)』福岡県で発見された大型の肉食恐竜です。体長は10メートル以上もありました。「脇野佐藤竜」と書きます。掘された地層名の脇野亜層群と発見者の佐藤政弘氏に因んでいます。/『ベロキラプトル(写真中右)』全長:1.5〜2mで小型の恐竜ですが、手と足に鎌のような長い爪をもち、それで獲物を狩っていたと思われる肉食恐竜。映画「ジュラシックパーク」でも有名になりました。/『イクアノドン(下左)とその赤ちゃん(下右)』イグアノドンの歯が、イグアナの歯に似ていたことからイグアノドンと名づけられ、巨大なイグアナと考えられていました。イグアノドンの巣は植物の醗酵を利用してあたためられます。

【備考】本ページの説明文は、「北九州市立 自然史・歴史博物館」の公式サイト等を参考にしました。