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棚田を訪ねて(3) − 宮崎県日之影町「石垣の村」
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宮崎県西臼杵郡日之影町は、延岡から国道218号線を車で約40分入ったところに位置する人口約5200人の農林業を主産業とする町です。もう10数km進むと高千穂町です。国道218号にかかる青雲橋のところから北へ県道に入って、車の離合もままならないほど幅狭の、この先に民家があるのだろうかと不安になるような道をおおよそ6km進むと、日之影川沿いの山間に戸川地区があります。戸数7戸だけの静かな集落です。この集落は、宅地や田畑、石蔵、防風垣など集落全体が石垣でできていて『石垣の村』と言われています。石垣の村と、『日本の棚田100選』に選ばれている美しい棚田の風景をアップロードしました。
                                        (旅した日 2003年8月)


日之影町・戸川
          石垣の村・戸川


村の歴史は古く、唯一の歴史の記録は、長老等の昔話と石垣に刻まれた文字だけで、誰も村の定かな歴史を知らないらしいです。


石垣は、
今から約150年前の安政年間(1854-1860)に築かれたものだといわれています。大正年間に牛馬の通る道ができるまでは外部と人の出入りもほとんどなく、孤立した地形の底の急斜面に自然石を積み重ね、宅地をつくり、耕地を拓いて自給自足の生活を送ってきたといわれています。


7戸の村人のすべてが熟練の石工であったと想像される「石垣の村」。巨岩や小さな石を根気よく積み上げて作り上げられた見事な石垣の棚田は
「日本の棚田百選」に選ばれています。その棚田に稲が青々と成長を続けていました。             


石垣の村
7戸の集落は、幅のそう広くない県道に沿って石造りの蔵や住居が建てられています。


美しき棚田 日本の棚田100選
なんて幾何学の美しい石垣でしょうか。そして、まるで城郭を見るような石垣です。
森の湧き水を農業用水として水田に引いています。大事な湧き水を一滴も
漏らさないように
頑丈な石垣が造られたといわれます。


棚田と共に
集落のすぐ下は、日之影川です。水は澄み切っていて、川原には巨岩が転がっています。集落の前方には、標高1396mの釣鐘山が迫ってきていて、ところどころ巨岩の山肌を露出しています。川や山の巨岩を運んで石垣が造られたのでしょう。
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