雑感  ・時間の感じ方   
時間の感じ方
− 時計の長針の動くのが見えますか? −  

子供の頃の一日の長かったこと。それに比べ、年を取るに従って年々、一日が過ぎるのを早く感じるようになります。年をとって大人になり、仕事を持つようになる。多忙になり、職場や家庭で、だんだん責任ある立場に立つようになると、時の経つのも忘れて仕事や家事に没頭する。だから、時間が過ぎるのを早く感じるのだと思っていました。


しかし、暇な休日にボケッーとしていても、確かに時間は早く過ぎるのです。1時間ボケッーと座っていろと言われても、子供の頃と比べて平気だろうと思います。野球の王選手は、現役時代、ピッチャーが投げたボールが止まって見えたそうです。50歳を過ぎた私には、自慢じゃないけど、時計の長針(分を刻む針)の動くのが見える(?)ので御座います。


ということは、どうも多忙だから時の経つのを忘れるというだけではなさそうです。フランスのある学者によると、『人間の心理的な時間は、その人の年齢の逆数に比例する。』らしいです。10歳の子供の1年を、1/10とすれば、50歳の人の1年は、1/50 だというわけです。50歳の人は、時間の経つのを10歳の子供の5倍早く感じるわけです。


年齢による時間の感じ方の違いは、人間の生理機能によるもので、上述の説を裏付ける生理機能を見つけ出した学者がいます。一般に、生物は体温が下がると新陳代謝が弱まります。人間の子供の体温は相対的に高く、年をとるにしたがって体温が下がることはよく知られています。また、老化も新陳代謝を弱めます。身体には、時間の経過を感じる体内時計と呼ばれる時計があります。この体内時計は、新陳代謝が弱まるとそれに準じてゆっくりと進むようになります。


高速道路で、並行して二台の車が走っています。自分の乗っている車が遅くなると、相手の車が相対的に速く見えます。私に、時計の長針(分を刻む針)の動くのが見える(?)のは、それと同じ理屈です。


さて、時間は早く過ぎた方が得なのでしょうか、遅く過ぎた方が得なのでしょうか?


若いときには、やることが沢山あります。年寄りが時間を持て余すのも良くはない(ご年配の方々にはご免なさい!m(_ _)m)。神様はそう思って、体内時計をお作りになったのかも知れません。

2003.09.10
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