イラスト歳時記  ・真綿色のシクラメン   Winter・冬 12月  




 今年も、シクラメンの季節になりました。シクラメンというと、団塊の世代の当HPの制作者は、「♪真綿色したシクラメンほど〜」 で始まる、1975(昭和50)年に布施明が歌って大ヒットした小椋佳・作曲/作詞『シクラメンのかほり』を連想します。シクラメンは、今では、スーパーなどで売られていて、どこでも見かける花ですが、当時はまだめずらしい部類の花でした。そんなシクラメンを比喩(ひゆ)に使って、切ない恋を歌い上げた歌は、とても新鮮で印象的でした。暖房のきいた部屋から玄関に出ると、外の冷気が伝わっていて玄関はひんやりしています。下駄箱の上に置かれた真綿色のシクラメンは、その花びらに触ると冷たそうです。そして、とても清々(すがすが)しげです。
                                                                               (2003年12月)

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