春慶塗と一位一刀彫 − 岐阜県高山市
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年間 200万人を越える観光客が訪れる『飛騨高山』は、
春慶塗(しゅんけいぬり)や一位一刀彫(いちいいっとうぼり)、飛騨家具など、
現在も多くの匠(たくみ)が『飛騨の匠』の伝統を今に伝えています。
春慶塗
                        火鉢建具            −高山市・三川屋欅店にて− 
『春慶塗』は、生地に透き漆(すきうるし)をかけ、心豊かな琥珀色に塗り上げ、
天然の木目の美しさをそのまま生かしたのが特徴です。


                       箱膳(左)・重箱(中央)・茶碗入(右)  −高山市・三川屋欅店にて− 


                           花瓶(左・中央)・時計(右)    −高山市・三川屋欅店にて−


                                   盆           −高山市・三川屋欅店にて−


一位一刀彫
                                 実演           −高山市・はちまん洞彫房にて−
一刀彫とは、一刀一刀(一削り一削り)に魂をこめて彫ることから、そう言われます。
ひとつの作品を作るのに使われるノミは、
およそ30〜50丁を数えるそうです。着色せずに刃跡を鋭く残して彫り上げる


                       福来(ふくら)雀根付・ふくろう根付 −高山市・はちまん洞彫房にて−


                              あくびと金出し狸     −高山市・はちまん洞彫房にて−


               イチイの葉(左)と樹齢27年のイチイ(右)     −Wikipediaより−
イチイの語源は、平安時代の平治元年(1159年)天皇即位の折に、この木で造った笏(しゃく:神主などが束帯のとき右手に持って使う薄い板)を飛騨より献上したところ、他の材より優れていると云うことで位階の正一位にちなんで賜ったと言われています。


                                 体験学習       −高山市・はちまん洞彫房にて−
中学生が一位一刀彫の取材に来ていました。
このような体験学習を通して伝統工芸が若い人たちに伝えられていくのですね。
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